吃音(きつおん)どもる 原因

吃音(きつおん)どもる原因

吃音の原因 は、これ と 特定できることも ありますが 実は「これが原因」と 特定できないことが 多いものです。また 「親の育て方が悪いから どもった」「左利きを右利きに矯正したら どもりが始まった」「友達のどもるのを 真似しているうちに どもるようになってしまった」「緊張したり 興奮しているから どもり始めた」「ストレスが 原因で どもるようになった」「言葉を指摘され どもるようになった」「父親から もっとゆっくり 話すように 叱責された」「先生から 早口を治すように 注意された」

 

私の場合 子どものときも どもり が あり 成長とともに 克服したのですが、子どもが 保育園に入園したとき 再び どもりが はじまってしまいました。自分で 気付いたのは、保育園の先生と 話そうとすると どもる ということでした。保育園の先生を 非常に 信頼していた私は、自分の悩みを 打ち明けたことが ありました。しかし ほかの保護者に 話しているのを 知ったときの ショックは、残念で 裏切られた 思いでした。そして おしゃべりな 先生を 100%信頼していた自分を 責めました。それからと いうもの 保育園の どの 先生と お話しても「私の 秘密 知ってるんじゃないか」と 不安になり どもってしまうようになりました。

 

息子が 風邪を ひいて 休む時も 「◎◎組の △△です 風邪をひいて おやすみします」これだけの 短い文章でも たどたどしく つかえながら 電話をかけたものです。そんな 息子も 保育園を 卒園したことで 私の どもり も 解消したように思います。


吃音の父  ウェンデル・ジョンソン心理学者 音声病理学者

吃音の父と称された アメリカの心理学者、音声病理学者 ウェンデル・ジョンソンは、吃音(きつおん)は 親が 気にすることで 始まる と 提唱したため 1940年以降 長い間 子どもが 吃音になるのは、親の責任 育て方が原因 という考え方が 浸透していました。

 

利き手を矯正したから・・脳に異常があるから 育て方に 失敗したから??

 

引っ越し先での心理的負担は、大人も子供も 少なからず 影響します。しかし 引っ越しで 兄弟みんな 家族全員が どもる わけでは ありません。兄弟の中で 1人だけ 吃音(きつおん)が 始まってしまうのは、説明しようが 無いのです。兄弟の中で 1人だけ 育て方を 変えたわけでは ありません。
吃音(きつおん)って アレルギーと 一緒だと思うんですよね。一緒に 住んでいても アレルギーになる子と ならない子が いるように・・吃音(きつおん)も 体質や 環境や 性格など 原因 を特定できないまま 発症するのです

 

また 吃音になるのは、脳の どこかに 異常が あるわけではなく 育て方や しつけに 失敗したわけでは ありません。


原因は、特定できないことが多い

「ゆっくり 話してみなさい」 「あわてずに 話して」 言葉では 優しく 言っていても どもっている 本人には、プレッシャーのかかる言葉です。
子供に 吃音(きつおん)が あらわれると 親は、原因を特定したがり 追求します。何か 原因が あるはずだ!どうして 自分の 子どもが どもり始めたのか気になって仕方ないと思います。しかし 見つからない 原因を特定するより 今後 どのような 対応を していくか?考えるようにしましょう。

 

また 本人の努力が 足らないから 吃音になるわけでは ありません。

どもる 原因は 父母だったの?

大人になり どもりを 改善できた私ですが・・どもる 原因を 探ってみると 母親や父親が原因だったのかしら?と疑問に思っています。父親も母親も、忙しく働いていたので 私は 優しい祖母に 育てられました。父親は 厳格な人でしたが 生活の中で あまり接点が ありませんでした。だから 「父親や母親(育ててくれた祖母)がが原因ではない」と思っています。・・母親は、ユーモアに富み 愛情豊かな人で 祖母も 働き者で 信仰心のあつい 仏様みたいな 寛容な人でした。だから・・育て方や 親のせいで どもりが始まったとは 考えられないのです。実際 兄弟は、誰も どもっていなかったし 私一人が、上手く話せないでいました・・

 

ただ 原因を上げるとしたら・・保育園を 転々としたことかもしれません。卒園までの3年間 私は 保育園を 3回 変わりました。仲良しの友達を 作るのが 苦手で 同級生で 力の強い子(女の子も男の子も)恐怖の存在でした・・


どもるのは 育て方 しつげが 原因?

子どもが どもるのは 育て方に 原因が あるわけでは あいません。また子供自身に 問題があるわけでも 育てた人が 原因でも しつけの せいでもありません。私自身 忙しい父母にかわって 祖母に育てられましたが 愛情不足どころか とても かわいがられた記憶があります。私だけでなく 兄も 弟も おばあちゃんが ダイスキでした。だから 愛情不足だから 吃音になる しつけが厳しすぎるから どもるという考え方は 合っていないと思うのです。

 

どの親も 子どもには ちゃんと育ってほしいと思っているし 多少は 厳しく 育てていると思います・・しかし 長い間 吃音の原因は「母親」という定説が まかり通り 母親は、苦しめられてきたと思うんですね。子どもが どもっていて 悩んでいる お母さん 自分を責めないでくださいね・・