吃音(きつおん)が 始まることを 発吃(はつきつ)と呼びます。
吃音(きつおん)が 始まることを 発吃(はつきつ)と 呼びます。どもっていると 親が気付く 年齢で 一番多いのが、幼少期。何の 原因も きっかけも無いのに どもっていたと 保護者も 多くいますが、 明らかに 環境の変化 両親が離婚した 母親の出産や 下の弟や妹が 生まれた 引っ越した 幼稚園 保育園に入園した 母親が 入院した などの きっかけが あって 吃音を発症する場合があります。言葉の 語頭部を 何回も 繰り返したり 音が 出てくるまで 顔を真っ赤にして 時間がかかる子もいます。
そして 子どもが 言葉を発せず ショックを受けるのは、父親より 母親です。父親は、仕事で 子どもから 離れる時間が ありますが、母親は、朝から 晩まで 子どもの様子を見ています。「自分の育て方が 悪かったの?」「子育てを失敗したの?」「叱りすぎたのかしら?」と 自分を責める母親も 多いものです。しかし 心理的ショックと 発吃との因果関係は 明らかになっているわけでは ありません。
吃音になったのは 母親である 自分のせい?と 自分を責める お母様が 多いものです。お気持ちは 痛いほど 理解出来ますが 「自分のせい」と 思わないでください。吃音は、風邪をひいたときに 咳が 長引くのに 似ています。もう 直ったと 思っても 良くなったり 悪くなったりを繰り返します。
吃音のある子の様子
吃音のある子の 成長の様子は イラストで解説しているように 学年や 年齢が 大きくなるほど からかわれたり 悩みになります。そして 気にすれば 気にするほど 言葉が つっかえて 詰まって 出にくくなります。人前で 話したり 電話で話したり 自己紹介する場面が 苦手になります。子供は 授業中に 先生に あてられるのが 嫌で なるべく先生に 指名されないように 挙手は、 斜めより 下方向で 目は、先生から そらしています。あてられたら どもる 失敗するという図式が 自分の中に 出来上がり ますます 挙手が 苦手になります。
保育園 幼稚園のうちは 吃音をからかう子もいませんし 保育士の先生にとって 珍しいことでは 無いので 話し方が おかしいことに 本人も気づいていないことが ほとんどです。しかし 笑われたり 吃音をからわかれたり すると 自分に自信がなくなり 悪循環に 陥ります。
どもりのひどい子は「できるだけ 人前で どもりたくない・・と 思っているため どもるぐらいなら 話す機会を減らそうと 消極的になります。消極的だから どもるのでは無く どもりが 性格を消極的にしているのです。
吃音を隠したいために 消極的でいることや 人と会話を控えることは、本人にとって「自分で 言いたいことが言えない」不甲斐ない気持ちが 出てきます。言い換えたり 言い直すパターンが 見つからないと 思い通りのことが 言えない自分を 嫌だと感じています。